質の良いサービスに不可欠「介護職」
介護の現場はチームワークが大切
介護の現場では、介護士同士のチームワークが大切です。介護職のスタッフの仕事の範囲は、要介護者の身の回りの世話から地域社会との関わりを持たせるための支援活動など、とても幅広くなっています。介護スタッフには得意な仕事と不得意な仕事があります。食事の支援や入浴の介護作業などが得意で、レクリエーションの内容を考えて実践するのが苦手なスタッフもいます。円滑に介護作業を行うためには、得意な仕事は先頭になり引っ張り、不得意な面は周囲のスタッフにフォローしてもらうような協力関係が不可欠です。介護職のスタッフが協力し合える現場では、ある介護スタッフの不得意な作業に対して指導を行い、スキルアップを促すこともできます。チームワークが良い介護の現場では、協力し合うことにより、スタッフ全体の力量を底上げすることができます。
チームワークが必要な現場
介護の現場では、一人のスタッフが一人の要介護者にかかりきりになることはできません。介護スタッフはチームになって、一人の要介護者の介護を行うことになります。時間帯や曜日によって違うスタッフが介護作業を行うことになりますので、スタッフ同士の連携は欠かせません。要介護者の容態についての申し送りをきちんとすることが、適切な介護につながります。常に介護スタッフ同士は連絡を取り合い、報告を怠らずにいることが大切です。介護職のスタッフが仕事をする、要介護者の命を預かる現場では、その他の仕事以上にチームワークが大切になります。
要介護者との相性が悪い場合はフォローが必要
担当する要介護者と介護スタッフがいつも良い関係を築けるわけではありません。人間同士ですので相性があり、どうしても良い関係を築けないこともあります。このような時は他の介護スタッフの力を借りて、適切な介護を行う必要が出てきます。AさんというスタッフとBさんという要介護者の相性が悪くても、CさんというスタッフとBさんの相性は抜群ということもあります。AさんとDさんという要介護者の相性は抜群ということもあります。担当スタッフだから一人で問題を抱え込むのではなく、介護スタッフ同士がフォローしあって担当エリア全体の要介護者の面倒を見ることが大切です。困った時に相談をしたり、フォローをしてもらえる関係を築くためにも、日頃からのチームワークが大切になります。
介護スタッフによりバラつきが出ないように
介護スタッフが年中無休で働けるわけではありませんので、要介護者を何人かでフォローしあい、介護を続ける必要があります。そのため多くの介護職の現場ではシフト制の勤務形態を取っています。Aさんがしてくれる介護をBさんはしてくれないという場合、要介護者から不満が出るかもしれません。あるいは期待している介護がされないために戸惑ってしまうかもしれません。どの介護スタッフも同等のレベルの介護ができるように足並みを揃える必要があります。介護スタッフ同士が連絡を取り合い、どのような介護を行っているのかを話し合う必要があるでしょう。