チームワークを重視する仕事「看護師」

仕事はチームワークで乗り切る!

患者の命に直結する「看護師」

患者の命に直結する「看護師」

訪問看護士はチームワークが不可欠

チームワークが必要な職業に「看護師」があります。病気で病院に入院している人や自宅療養中の人の世話をする看護師は、その患者たちの命を預かる重要な役目を担っています。一人で仕事を行っているように見える「訪問看護士」ですらチームワークが必要になります。ほとんどの訪問看護ステーションでは、受け持ち制度を採用したり、チームナーシング制度を採用しています。自分が担当している高齢者の容態が急変した時に、看護師一人で対応することは難しいです。高齢者を担当する医師に指示を仰いだり、自分の上司に連絡をして対処法を仰ぐなど、チーム全体で高齢者の容態の急変に対応します。病気を治す医師と、医師の目の届かない点や扱いきれない部分をフォローする看護師、薬の専門的知識を持っている薬剤師、さらには介護のスタッフなどが協力をして、ミスなく安定した看護をする必要があります。

総合病院もチームワークが大切

大きな総合病院の看護師は、訪問看護士以上にチームワークが大切です。一人の看護師が一人の高齢者や患者の面倒を見ているわけではなく、医師も含めた病院全体で患者の面倒を見ているからです。24時間要看護状態の患者に対しては、病院のスタッフ全員が容態について知っておく必要があります。看護チームのメンバーは、自分以外の人にも患者の状態を知ってもらえるように、受け渡しをすることが大切になります。どの薬を飲んでいるのか、また直近の体調を知らないと看護師も医師も薬剤師も適切な処置をすることが難しくなります。大きな病院で共有すべきスタッフが多いほどチームワークは大切です。自分だけでは仕事をすることができないことを看護スタッフ全員が知っておくことが大切です。

スタッフ同士が助け合うのが宿命

チームワークが取れている職場では、一人一人の技術を活かして、大きな力を生み出すことができます。逆に力の足りないスタッフがいても、その弱点を周囲のスタッフがフォローすることができます。総合病院には毎年必ず新人の看護スタッフが病院に入って来ますが、そのスタッフが一人前になるには時間が掛かります。3年以上は掛かると言われていますので、その間は周囲の看護スタッフが新人看護師をフォローする必要があります。今はベテランの看護師も新人看護師だった時代があるわけですから、最初は周囲のスタッフのチームワークに助けられて仕事をしていたはずです。一人前になった時に自分がフォローする立場に変わるのは当然です。看護師はスタッフ同士が助け合い、足りない点を補てんしてミスなく仕事をすることが大切で、それは宿命とも言えるものです。

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